キーボードに3万円かけるなんて、信じられないと思ってたのですが購入したので、所感を書きたいと思います。
購入後の結論としては、一生モノのキーボードとして、是非購入を!でした。
目次
HHKBとは
キーボードの購入を検討したことのある方であれば、知らない人はいないであろうキーボードです。
正直わたしも、「説明して」といわれても静電容量無接点方式であることと、値段くらいしか説明出来ません。
あと、HHKBはHappy Hacking KeyBoardの略であるということくらいです。
とにかく、ブログやYoutubeでも褒めちぎられているキーボードだということ。
パソコン環境
最近の新型コロナウイルス感染症(Covid-19)での自粛ムードもあり、わたしの家でも在宅ワークグッズが揃ってきています。
とはいえ、医療機関勤務なので在宅ワークとは皆無なのですが、この波に乗ってみたという感じです。
現在メインのパソコンは、MacBookPro13インチを使っています。
クラムシェルモードといって、ノートパソコンを閉じてデスクトップパソコンのように使用しています。
そうなると、ノートパソコンについているキーボード以外のキーボードが必要になりました。
とりあえずなので、1200円くらいのBluetooth接続のキーボードを購入しました。
まぁ、普通に使えましたが当然ですが打鍵感は良くないです。
ミスタイプもふえたり、同じキーが勝手に連打されたりしていましたので、もう少しまともなキーボードを探すことになったのです。
US・JIS・UK
キーボードは、日本人の多くは日本語表記のJISモデルを使用していると思われます。
少なくとも医療系では、JISモデルの使用者が多いです。
JISモデルは、かなが記載されているものが多いですが、正直かなでタイプしている人に出会ったことがありません。
そのため、わたしも生涯2台めのパソコンからUSキーボードを選択しています。
JISモデルの利点は、主に日本語を入力する方にとっては、良いのだと思います。
リターンキーも大きいですし。
そもそも、英語の場合は変換作業が不要ですので、リターンキーは改行でしか使用しません。
けれども日本語の場合は、変換しては確定の繰り返しですので、リターンキーが大きくなったのは必然とも言えます。
UKモデルに関しては、リターンキーも大きいですし、かな表記もありません。
そのため、USではなくUKを推奨している方もいらっしゃいました。
結局、UKモデルはUSとも多少キー配置が異なってしまうため、USメインで考えることにしました。
というか、USはデザイン的にシンプルなんですよね。
ごちゃごちゃしていないし。
純正のMagicKeybord
Apple純正がキー配置としても使いやすいので、当初は純正キーボードを購入予定でした。
また、デザインもとてもよいので、こだわらなければ、純正で十分なのだと思います。
しかし、調べるうちにキーボードにも色んな種類があることを知ることになりました。
静電容量無接点方式という選択
わたしの浅はかな知識で調べた限りでは、3つくらい候補がありました。
1つは、キーボード界隈の2大巨頭の1つである、東プレのREALFORCE、1つは中国製ですが最近高評価のNiZというものです。
このHHKB、REALFORCE、NiZで安いのないかな〜とインタネット検索です。
ちなみにセブンイレブンのATMは静電容量無接点方式を採用しています。
東プレREALFORCE
まあ、わからないですけど、見た目で却下しました。
基本的には、自宅での使用しか前提にしていないため、多少大きくてもよいとは思っていました。
けれどもこちらには、無線接続の可能なキーボードが無いためあえなく却下となりました。
デザインとしては、Mac用もありそれほど悪くはないと思いましたが、ややコンパクト性に欠ける印象を受けてしまいました。
NiZ
NiZって会社名なのか、そこからわかりません。
こちらも、キーボードを調べているうちに候補にあがりました。
中国製ですが、静電容量無接点方式かつコンパクトで、デザインも悪くありません。
最後まで、HHKBと迷いました。
Nizの利点は、コスパが良い、無線でも有線でも使えるところです。
無線の場合は、充電方式ですのでいずれは劣化するとはいえ、かなりの期間使えるとは思います。
最後まで迷った理由としては、USキーボードでカーソルキーがついている事でした。
元々、USキーボードを使ってきたので使い慣れたUSで探していたのですが、HHKBはカーソルキーがないため、ほんとに最後まで迷いました。
HHKB
HHKBにもグレードがいくつかあり、Type-Sというものが最も高価だと思います。
流石に、Type-Sは3万5000円くらいするので手が出せませんでした。
今回購入したBT(Bluetooth)モデルでは、Bluetoothでしか接続できないのが懸念点でした。
というのも、AmazonのレビューでBluetoothがよく切れるので、有線に戻したとかのレビューがありました。
レビューの信ぴょう性は置いといて、高価なキーボードを購入するにあたって、気持ちの良いものではありません。
Amazonセール
わたしは、HHKBをアマゾンのセールで購入しました。
たしか、21,000円くらいでした。
セール後の価格が約、30,000万円なので約9000円引きです。
正直、欲しいとは思っていたものの、まさか購入を検討する値段になるとは思っていませんでした。
セールと言っても期間が決まっています。
早めに購入を決断しなければ、正規の価格になってしまいます。
上記のキーボードと比べ、悩んで悩んで結果的に、購入を決意しました。
HHKBのJISとUS
もともとキーボードはUSだったので、HHKBに決めたらUSにしようと思っていました。
しかし、比較的よく使うカーソルキー(矢印)が無いのです。
どうやって使うのかといえば、ファンクションキーと近くのキーを同時に押すことで、カーソルキーの代わりにしているようです。
ネット情報でもUS/JIS論争というか、双方とも良い点と悪い点があるようでした。
それらの情報をみた結果、わたしの結論としても、悩みがより深まる結果となりました。
最終的にUSを選択
わたしの使用している、MacBookProがUSなのと長年USを使い続けてきましたので、最終的にUSを選択しました。
やはり懸念点としては、カーソルキーでした。
白か墨か
黒ではなく、墨です。
実際に実物を見ると、墨の意味がわかります。
一般的なキーボードは黒が多いですが、いわゆるみんながよく知る黒色です。
HHKBは、高級車に使われるつや消しブラックの様な色だと思います。
これを使っていくうちに、どのように変化していくのかわかりませんが、高級感あふれるキーボードであることは間違いない事実です。
実際にHHKBを使用した感想
コンパクトですが、上品さを兼ね備えたキーボードです。
いままで使っていた、1200円のキーボードとは明らかに違います。
そうでなければ困るのですが、明らかにに違います。
例えがうまく見つかりませんが、車に乗る人であればまさに高級車に乗っている感覚です。
ストレスなく、まっすぐに進み、高速走行が可能な高級車です。
車もキーボードもピンきりで、安価なものから高価なものまでありますが、その基本形態は同じです。
車であれば4輪で走り、キーボードであれば一般的なキー配列であることは長い歴史では変わる事のない事実です。
基本原理は同じでも、中身が異なります。
打鍵音
良い車は音もチューニングしています。
HHKBが打鍵音をチューニングしているのかは知りませんが、静かな環境で打っていても快適な音に聞こえます。
この音も、バイアスという魔法にかけられているだけなのかもしれませんが、いい音です。
明らかに普通のキーボードとは異なります。
さらに高級品の、Type-Sではより静音のようですので、HHKBのなかでも音の好みは分かれるのかもしれません。
タイピングスピード
HHKBでは、タイピングスピードがやや向上したように思います。
なぜだか、タイプミスが少なくなります。
なぜなのかはわかりませんが、キーの配置や静電容量無接点方式という、現時点での最高級品だからなのかもしれません。
ストロークの問題だけでもないような気がしますし、とにかく快適性が向上します。
Deleteキーが押しやすい
個人的には、Deleteが押しやすい気がします。
タイプミスが少ないとはいえ、一定の頻度でDeleteキーは使用しますので、Deleteが押しやすいということは重要だと思います。
ただ、このDeleteキーは、Returnの上です。
通常のキーボードでは、Returnの上に 「 \ 」 キーがあり、その上にDeleteがあります。
そのため、HHKBに慣れてしまうと、通常のキーボードではタイプミスが増加すると思います。
問題のカーソルキー
普通に使う分には何の問題もありません。
ブラインドタッチもなんとなく様になってきます。
ただ、まだ完全に使いこなせていないので、現時点ではカーソルキーのほうが使いやすいと感じます。
とはいえ、どのキーボードでも、以前は右手を離してカーソルキーに手を移動させていました。
しかし、現在ではキーポジションに両手をのせたままでも、カーソル移動ができますので、そういう観点からはムダが少ないと言えます。
USのHHKB推しの方が言うように、慣れの問題かもしれません。
まだ、数日しか使っていないのですが、そんなに困っていないのでカーソルの問題はとりこし苦労でした。
まだ、この先つかい続けなければわかりませんが、使い始めにもかからずそれほど困っていないということは、大丈夫!だと思います。
とはいえ、JISモデルでも同じ打鍵感ですので、好みの問題だと思います。
迷っている方は、買いたい方を選択すればよいと思います。
異なるキーボードを使い分けている方
たとえば、わたしのように自宅ではHHKB、職場ではそれ以外のキーボードだと多少キーの配置が異なりますので、自宅のようにタイピングできなくなる可能性があります。
実際わたしも、HHKBを使い始めて初めて職場のキーボードを使用したときには、こんなに力使っていたかな、と思うほど明らかに違いました。
ほかには、Deleteキーの場所が異なりますので、職場で使い始めの頃は最初だけですが、うち間違いが時々ありました。
尊師スタイル
HHKB界隈では、ノートパソコンのキーボードの上にHHKBを置いて、使うことをそのように表現しているようです。
わたしはそのような使い方はしていませんが、たしかに”あり”だと思います。
そのくらい、打鍵感が良いですので、カフェなどで多少文字を多く書く場合などは一緒に持ち歩くというのも選択肢の一つだと思います。
最も、個人的には高級品なので、持ち歩きたいとは今の所思っていません。
HHKBが向かない人
数字を沢山扱う人。
あまりタイピングしない人。
使ってみて、合わない人。
多分そのくらいじゃないかと思います。
まとめ
考えてみれば、わたしの使い方は普通に文字をタイプすることがメインの使い方です。
そのため、極限まで削減されたこのキーボードはムダなキーが無いため、過去にない程すべてのキーを使っている気がします。
Macの純正ですら、ここまですべてのキーを使い倒してはいませんでした。
ある意味、S.Jobs氏が追い求めた、SimpleをMac以上に極限化していると思います。
買いたい人は、買って後悔しないと思います。
そしてわたしのUS・JIS論争としての結論は、どちらでも良さそう慣れの問題だということです。
懸念していた、Bluetoothの接続も今の所問題なく快適です。