目次
結論
リステリントータルケアプラスは、味や効果などからオススメ
歯磨き・フロスに加えて、デンタルリンス
歯は100年時代へ突入
何度か書いていますが、人生100年時代です。
100年時代ということは、自分の歯も100年使用する必要があります。
当然のことですが、人間の死亡率は100%です。
つまり、すべての人は「いつか」死にます。
健康寿命に注目
近年は、単なる長寿ではなく、健康寿命が重要であるとされています。
わたしも小学生の頃は、日本が長寿世界一というのを見て嬉しく思ったのを記憶しています。
ところが、長寿日本一ということは、それだけ介護や福祉への負担が増えるということです。
つまり、社会保障費も膨大な金額が高齢者へ注がれています。
話が少しそれますが、例えば臨床研究を行う際には、集団をある程度均一化する必要がありますので、適格基準を○歳と設定することがあります。
これは、研究目的ですので仕方のないことです。
年齢よりも健康状態を評価する
これが、実際の臨床現場ではどの様に設定されているかというと、特に米国では元々の日常生活状態(ADL)とされることが多いようです。
90歳で寝たきりの場合と、90歳で買い物に行ける場合と、90歳で現役の会社社長という場合もあるでしょう。
つまり、世界で最先端に高齢化が進んでいる日本では、健康寿命を如何に延ばすかというのが課題と言えます。
そこで重要になってくるのが、自分の歯でそれなりに歯にとって良いものを食べているか、という点があります。
咀嚼が必要な健康状態を保つ
歯にとって良いものとは、普通に咀嚼が必要なものです。
歯がなくても、ものを食べることはできますが、咀嚼して口の中で噛むことができません。
その、咀嚼という行為は結構重要で、健康との関連性もあるような気がします(根拠は知りません)。
咀嚼と嚥下(飲み込む力)は大事で、これはそれぞれ独立したものではなく、相互に依存している状態といえます。
咀嚼が良ければ、嚥下の準備ができますので、嚥下の能力も保持されます。
口腔内の健康とともに筋力も鍛える
嚥下能力の保持で大事なことは、全身の筋力保持です。
筋力保持とは、筋肉質というわけではありません。
普通に生活できるくらいの筋肉があるということです。
筋肉により人は生活しています。
筋肉は、主にタンパク質で作られ、ある程度の負荷が必要になります。
これは、年齢とともに衰えるとされていますが、何歳になっても筋の肥大が起こるのだそうです。
フレイル
筋肉が極端に低下した状態を、フレイルといいます(厳密には少し異なりますが大体同じ意味です)。
フレイルになると、信号が変わる前に横断歩道を渡れなくなり、ペットボトルの蓋を開け締めできなくなり、階段での症候も困難になります。
これは咀嚼の筋力や嚥下(飲み込み)の能力を落とすことにも繋がります。
まとめると、フレイルと呼ばれる筋力低下を防ぐには、まずは食からということになります。
食思不振と運動
食といっても、そもそも食思がわかないというケースもあるでしょう。
運動しなければお腹も好きません。
どちらが先かはわかりませんが、適切な食事ができれば、適切な運動が行えるようになります。
適切な運動ができれば、適切な食事が必要になります。
この様に、運動と食事で老化を防ぐことが大切です。
老化の予防には、精製された砂糖や、超加工食品と呼ばれるものは防ぐに越したことは無いようです。
健康への意識を高め、適切な食事と運動をおこないつつ、口腔機能保持にも努めましょう。
見た目と健康年齢
ちなみに、見た目と健康年齢は相関するとされています。
これは、比較的根拠のあるもので、医学的にも妥当性が示されています。
逆に、実年齢と健康年齢は相関しません。
年相応に老けている場合は、血管リスクが高くなることがわかっています。
血管リスクとは、心筋梗塞などに代表される血管に関連した疾患の事です。
糖尿病や高血圧や脂質異常症に加え、喫煙などが代表的です。
いつまでも、若く見られるためには食事と運動から、そのためには口腔ケアが重要です。
リステリン
リステリンなどの口腔内洗浄剤については、好みもあると思います。
例えばリステリンの場合は、めちゃめちゃ辛いものから、そうでもないものまで沢山あります。
辛いほうが効きそうな感じはしますが、実際の効果との相関性は無いはずです。
フロスもそうですが、オーラルケアへの関心を高めるためにも、歯磨きプラスαとしての励行は効果的と考えています。
実際にリステリンが効果があるのかどうかはわかりません。
けれども、個人的には歯磨き後の歯がつるつるになる感じがありますので、使用を継続しています。
当然、効果がなければ品を替えてみるか、使用をやめてみるかという選択になります。
口腔内殺菌
オーラルケアの場合は、口腔内殺菌の重要性も示されています。
例えば重症患者さんの場合、ある特定の口腔内洗浄剤を使用することで、人工呼吸器関連肺炎を予防することが示されています。
これは、それなりに強い根拠であり、米国のIHIというところが出しているケアバンドルの中にも組み込まれています。
特定の口腔内洗浄剤とは、クロルヘキシジンの事ですが日本では粘膜への使用は基本的には認められていません。
現在どうなっているのかわかりませんが、おそらく変わっていないはずです。
公衆衛生の問題
これはどういうことかというと、日本の公衆衛生システムは、リスクを取らずに、実際は患者さんを重症化させているということになります。
ワクチンの有用性が諸外国では認められているのに、日本では導入しないのとにているかもしれません。
とはいえ、日本のワクチンも少しづつですが着実に諸外国に追いつきつつあると感じています。
まとめ
健康の前提として、口腔機能を維持する
歯磨きに加え、リステリンやフロスなど意識を高めていく
歯は100年使うつもりで、大事に育てる