結論
- まずは余剰資金を捻出する
- 余剰資金でリスクに応じて,投資信託に投資する
- 具体的には,eMAXIS slim全世界株式など
- 注意点は,ネット証券を使うこと
どこに投資するか
一般論としては,世界は成長し続けています.
成長を牽引しているのは,米国です.
日本もバブルの頃は世界の投資先でしたが,今では「安い日本」として多くの観光客が来日しています.
つまり,日本に投資してもよいのですが世界からみると,安い日本という観点からはこれ以上の経済成長は高い確率では期待できないでしょう.
日本株に投資する場合は,高配当目的に投資するのはありだと思います.
高配当とは,例えば1株1万円の株で3%の配当の場合,3%の還元が得られるというものです.
これをインカムゲインと言います.
つまり,保有している株価が上がろうが下がろうが,配当は得られるということになります.
逆に株価が上がって売却した際に得られる利益のことを,キャピタルゲインと言います.
キャピタルゲインは,購入したときの株価と売却したときの株価の差になります.
購入した時の株が1株1万円だとして,売却した際の株価が1万3000円だとします.
この場合の差額は3000円なので,3000円の利益ということになります.
ただし,税金で約20%持っていかれるので,600円引かれて2400円の利益ということになります.
ざっくりですが,主にインカムゲインを目的に投資すればよいでしょう.
リターンの見積もり
見積もりは,ローリスク・ローリターン,ミドルリスク・ミドルリターン,ハイリスク・ハイリターンのどこに投資しているのかイメージできるとよいです.
例えば,有名なS&P500への投資の場合,得られる利益もそこそこですが,失うリスクもあります.
そのため,ミドルリスク・ミドルリターンということになるでしょう.
リスクの層別化については,個人の資産状況でも変わってくるとおもいますので,個々人で大まかにイメージできる程度で良いでしょう.
一般的には,年齢が40歳の場合は投資信託に40%,債権に60%と言われています.
債権の場合は,ローリスク・ローリターンになります.
長期的には利益はほぼ確実に得られますが,得られる利益は小さいものとなります.
定期預金のようなもの,という認識で良いでしょう.
先に書いた年齢と投資の配分に関しても,自分の余剰資金次第でリスクを見積もれれば守る必要はありません.
特に若い人で,貯蓄ばかりを増やしているというのはあまり良いことではありません.
経済への影響やインフレによる金銭的価値の低下などがあります.
ほったらかしが最適
投資の場合は,何もしないというのが最も良いようです.
例えば,2023年までの現行時点で,つみたてNISAの場合は年間40万円まで非課税となっています.
これが,新NISAになると年間360万円x5年間の1800万円まで非課税投資が可能です.
積立て投資は年間120万円まで投資できるので,月々10万円になります.
他に成長投資株として,年間240万円の合計360万円が年間に投資できます.
そのため,お金が余っている場合は1800万円の非課税枠をなるべく早めに埋める努力をすれば,後はほったらかしで良いことになります.
いわゆる,ドルコスト平均法と呼ばれる常に一定額を積み立てるよりは,余剰資金がある場合は早めに投資に回す方が得られる利益は大きいとされています.
とはいえ,この先の経済状況なんて予測はできても,的中させることは分かりません.
ほったらかしというかんてんからは,毎月自動的に投資信託へ入るお金を決めるのが良いでしょう.
一方で節約をして,さらに余剰資金があれば追加で投資へ投入します.
今までは,積立NISAの場合だと年間40万円でしたので,月々3.3万円の投資ですべて使いきれていました.
ところが,新NISAの場合はそう簡単に1800万円を充足させるのは難しいです.
1つの目標として,1800万円の生涯投資枠をまずは埋めることを優先すれば良さそうです.
一方で,1800万円の生涯投資枠は売却すれば戻るらしいです.
まとめ
- 生涯投資枠は1800万円なので,まずはこの枠を充足させる.
- 基本的には,ほったらかしで投資信託へ投資するのが手っ取り早い.
- 色んな人が言っているように,S&P500や全世界株式あたりはミドルリスク・ミドルリターンといえます.
- これ以上の余剰資金がある場合は,iDeCo,その次は通常の投資.